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paint

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Today's Special 200421:
1PAGE

雑誌ELLEの表紙に Vをいっぱい貼り アクリル絵具で塗る

 
段階ということばも
完成ということばも
消えて
その時間が
その空間が
作る
作られる場所
その「バショ」

太鼓をたたいた時に
音と一緒にこぼれるモノ
みたいに

絵の具を塗った時に
色と一緒に弾けだすような「モノ」


つくりたい






# by monknori | 2020-04-21 22:34 | 絵画

ほんの一瞬

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Today's Special 2004412:
1PAGE
letter R
acrylic collage on magazine paper

つい
見入って
ことばが消える
そんな瞬間
ほんの一瞬
それだけ


memo
リヒター(画家)に関する本より
------
私が好きなのは
漠然としたもの
寄る辺のないもの
持続的な不確実性です
------
ことばも文脈を削ぎ、
切り取って貼り付ける。






# by monknori | 2020-04-19 11:45 | 絵画

時間のようなモノ時間のようなコト

時間のようなモノ時間のようなコト_c0184640_12140969.jpg
Today's Special 200417:
dear andy in gold
watercolor acrylic on paper
55×75mm

Hello
きこえる
きこえる?
(私の最新の覚え書きノートのエピグラフ)

-- memo の続き--
前回のメモで考えていた内容のことを、ずっと以前にこのブログで書いたことを思い出し、探してみた。
2011年に「妄想」として、そして2013年に「たどる」として書いていたことを発見。

・2011年「妄想」
時間についての考察」としてずっと頭に残っているモノ。
書物か何かで読んだ何種類かの内容を自分の経験と繋げている内に、
浮かんできたあるひとつの考え(妄想)。
【たどる】というのが重要で、かつ難解。あ、これも妄想。難解という妄想。
以下、2011年のそのToday's Special より抜粋。
妄想①
「時間」は一瞬に起きていて、おりたたまれている。
妄想②
その一瞬にひろげられた「時間」をていねいにたどる。
妄想③
作品は既に存在していて、ひたすらたどっていく。
妄想④
作り出すのでなく、未来を思い出す。

・2013年の「たどる」
2013年のToday's Specialより抜粋
たどる
_未来と名付けられた場所に
たどる
_すでに起きてしまっている
_未来と名付けられた場所に
たどっていく


……この「時間のようなコトかモノ」のことと、常に気にかかる「場所のようなコトかモノ」のこと、
そしてその「場所」と「時間」との関係が見つかれば(私が作る妄想)、
もう一歩踏み込んで行けると思っている。という妄想。

# by monknori | 2020-04-17 13:52 | 絵画

ミライ

ミライ_c0184640_15464528.jpg
Today's Special 210107:
bright aqua green
collage acrylic on magazine paper

たどる
未来と名付けられた場所へ
たどる
すでに起きてしまっている
未来と名付けられた場所へ
たどりつく

ミライの過去形



# by monknori | 2020-04-16 00:50 | collage drawing

海を渡ってきた絵具

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海を渡ってきた絵具
acrylic on canvas
116.7×91.0cm
2003

   「海を渡ってきた絵具」というタイトルで、リキテックス・ビエンナーレで入選した作品。リキテックス・ビエンナーレというのは、アメリカの絵具メーカー「Liquitex」の日本の会社バニーコーポレーション主催の2年に一度(当時)のコンペティション。リキテックスに媚びた訳では決してないのだけど、今振り返ると随分思い切ったモチーフ。
   この時は金と黒と朱で構成したくて、その朱としてのcadmium red light、この絵具の練り感(ねりねり感)と色には、今もとても魅かれている。展示会場は表参道SPIRALホール。


ここからは、私の覚え書き。
   この作品も、なぜか一気に出来上がってしまった。と書くと、偶然の産物みたいで別に何も不思議はないのだけど。ただ、そういう作品が入選したり、購入して頂けたり。

   私の制作方法として、ほとんどが完成が見えないまま描き始めてしまう。自分のその強引さに自分自身で驚き、なおかつそれで出来上がってしまうので、また驚く。
   
  『 即興、実験、日記』と掲げてやっているのでその通りなんだけど。

   ともかく、始まったら一瞬一瞬、その都度判断して選択して描き、描いたものを見てまた一瞬で判断して、、の繰り返し。そんな風に一気に出来上がる作品のことがとても不思議で、どういうことなのか考えてみたことがある。それは少し突飛な理解の仕方だと思うけれど、これは私の覚え書きだから書いておこうと思う。

   「作品は、作る前にもう既に存在している」っていうこと。

   「ある場所」で完成してしまっているその作品のその形になるまでの行程を、私はただ辿っていっているだけ、ということ。
   そしてそれは非常に不思議な体験。
   折りたたまれた思考のようなものが解体されていくのを客観視しているような。
   一瞬で出来上がったものを、解きほぐすような。
   時間が存在するとしたら、巻き戻す作業というか、完成(私には見えない)から始まるというか。

これって、当たり前のことなのかな。
わからなくなってきた。
また、考えてみたい。
単純なことで馬鹿騒ぎしているのかしらん。

# by monknori | 2020-04-13 23:09 | 絵画